七日目 アンドリュー・カーネギー

　七日目　　アンドリュー・カーネギー

　　人間がお金をもって死ぬのは
　　不名誉なことです。

　　お金って、生きているうちに、
　　生きた使い方をしたいよね。

　　もし、宝くじに当選したらどうする？
　　しかも10億円。

　　貯金？
　　旅行？
　　家の購入？

　　どれも、自分のために使うことだね。

　　事業を始める？

　　何のためにだろう？

　　いくらかの蓄えとして残すことは大切。
　　でも、今の状態で生活できているわけだから、
　　その生活が維持できればいいんじゃない？

　　私なら、寄付してしまう。
　　基礎科学の研究のために使ってもらうよ。

　　研究者の給料って少ないのです。
　　結婚して、子どもができて。。。
　　研究を続けたくても、できないのです。

　　もったいないと思う。

　　研究費用も、基礎には少ない予算。
　　応用なら、メーカーなどの支援があるかもしれない。

　　ユニセフなんかもいいけど、身近で
　　頑張っている人を応援したい。

　　そんな大切で、いいことがいっぱいできるお金、
　　何にも使わないで死ぬのは、
　　生きた使い方をしてないんじゃないかな。

　　遺産で受け取った人が、どう使うかなんてわからないんだもの。
　　自分のお金、生きているうちに
　　生きた使い方がしたい。

　　そんなことを考える私は、
　　わずかな年金が日々消えていくのです。