hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

十一日目  マザー・テレサ

  十一日目  マザー・テレサ


    あなたが百人の人に微笑みかければ、
   百人の心が和む。

   あなたが百人の手を握れば、
   百人の人が温もりを感じます。

   あなたが、自分を見失ったまま
   死んでいくことで、
   百人の人が悲しむのです。

   あなたは必要な人です。
   私に、みんなに、そしてこの世の中に。

 

  どの人も社会には必要。
  いい言葉ですね。

 

  三男が幼稚園の時、送迎バスを運転していたおじさん。
  子どもたちを見ても、お母さんyたちと目が合っても、
  にこりともしない。
  少し怖いような頑固じいさんでした。

  元バスの運転手さんと聞いてます。
  ・・・不愛想だっただろうな。

 

  うちの子は誰にでもニコニコ。
  そのおじさんにも毎朝、「おはよう」と手を振ります。
  返事がなくても、毎朝、「おはよう」。


  病気でひと月お休みしていた幼稚園に、
  子どもと二人であいさつに出かけました。

 

  園に着いて、中に入ると、
  その頑固じいさんが、駆け寄ってきたのです。

  「ぼく、元気になったか」

  にっこりしながら、息子の顔を見ている姿に驚きました。

 

  水の一滴が岩を穿つ。
  小さな炭火でも大きくなれば、鉄を溶かす。

 

  良いことを教えられた瞬間でした。

 

  それ以後も、あいかわらず不愛想なおじさんでしたが、
  息子を見る目は、優しいおじいさんに変わるのです。

 

  この息子の個性、私は羨ましく思います。
  どこに行っても愛される存在。

 

  何気ない毎日のあいさつと笑顔。
  それだけで、周りが明るくなる。

  生きている人は、みな、何か素晴らしい宝をもらって生まれてきたんだね。