hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

二十八日目 ブライアン・オールディス

 二十八日目 ブライアン・オールディス


   子どもらしさが死んだとき、
   その死骸を大人と呼ぶのだ。

 

  子どもらしさ。
  何にでも興味があって、目がキラキラ。
  顔はニコニコ。

 

  素直で思ったことをそのまま言う。
  知っている言葉が少ないだけに、面白い表現をする。

 

  少しもじっとしてられなくて、走り回る。

 

  「なぜ?」
  「どうして?」
  大切な質問を知っている。
  その探求心が、人間にとっての宝物。

 

  それほどの宝物を常識という石頭と交換したのが大人です。

 

  興味を失い、目はどんより。
  顔は不満に満ちている。

 

  口からこぼれる言葉は、
  へつらい、不満、悪口、怒り、嘘。
  難しい言葉を使えば、賢く見えると錯覚している生き物が大人。

 

  年齢が進んでも、子どもらしさのある人を、
  世間は、宇宙人と呼びます。
  もしくはエイリアン。

  よく言われるんですよ。
  他にも、天然とか、空気が読めないとも言われます。

 

  本音と建て前がわからない。
  そんなややこしいことしないで、
  思ったことをそのまま言えばすむことなのにね。

 

  人に良く思われなくてもいいんじゃない。
  自分の気持ちはこうなんだから。
  嫌なものは嫌なんだよ。
  相手に合わせていたら疲れるだけだもん。

 

  子どもは正直。
  大人は、思っていることを探らなければわからない。
  怖い存在に感じます。

 

  常識って、誰が決めたの?
  なんとなくの習慣なら、決まり事でもない。

 

  偏見にもとづいたものなら、気にすることもない。

 

  そんなややこしい束縛から逃げれば、
  死骸にならずにすみますよ。

  アホでもいい、楽しけりゃと思ってます。

  あなたは?