空気を体が覚えてる?
さだまさしさんの本に、「人は生まれた時に最初に吸った故郷の空気を覚えている」ってあった。
体にわずかだけど残っている。
そう言われると心当たりあるんです。
ずっと九州で育って暮らしてた。
10年前に関西にきて、一度だけこっそり九州に帰った時、車から降りて、「あれ?違うなぁ」と感じた。
湿度の違いもあるけど、それだけじゃなかったんだね。
以前、昼間に放送された番組で、長野でされている「味噌」の取り組みが紹介されていた。
高齢者の方を対象にした取り組みで、その方が育った地域の酵母を使って味噌を作って提供するもの。
人のお腹にある腸内細菌は、食べていた発酵食品によって違うそうです。
その人にあった味噌は、その人が育った地域で作られる味噌なのだそうです。
クライアントの育った土地に出向いて、酵母を集めてきて、味噌を作りいつまでも健康に過ごせるようにしているのだそうです。
人の体って不思議ですね。