hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

四十五日目  hitoriのミックスベジタブル

 四十五日目  hitoriのミックスベジタブル


  下足番を命じられたら、
  日本一の下足番になってみろ。
  そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。

 
  これは小林一三さんの言葉です。

  日本一の下足番になるには何をしなければならないだろう。
  客の顔と名前を覚えるのはもちろんのこと、
  履物でその人の好みもわかるかもしれない。

  預かっている間に、履物の汚れを落とし、
  寒い時期なら、出る時間を見計らって、
  温めておくこともできる。

  靴の底の減り具合で、体調さえわかるかもしれない。


  仕事には、できる人とできない人がいる。

  できない人、
  言われたことしかできない人、
  言われたこと以上に仕事を見つけてする人。


  人間に与えられる時間に不公平はない。
  小篠綾子さんはこう言う。

    時間は
    すべての人に平等やけど、
    違うのは密度だけ


  トップアスリートになれる人とそうでない人、
  違いは時間の密度。

  事業も夢も
  成功は結果であって、目的ではない。

 

  さて、ここで私は、耳が痛くてならない。

  私は、自分のやりたいこと、しなくてはならないことがわかっているのに、
  密度がないといえる。

  とぼとぼと歩いていたら、
  マラソントップランナーに並ぶことなどできなくて当然だ。

  アランはどれほどの言葉を書き残しただろう。
  私が書く言葉など、
  広い砂浜にある一粒の砂のようだ。

  才能や特技などがあったとしても、
  努力している人にはかなわない。

  三国連太郎さん曰く、

    台本は100回読め。


  作品に行き詰まったら、
  最初から100回読み返してみようかな。

  では、またね