四十六日目 ルイス・キャロル

　四十六日目　ルイス・キャロル

　　　私は昨日に戻ることができない。
　　　なぜなら、昨日の私は　別の人間だったのだから。

　　昨日に戻れるなら、何がしたい？

　　一年前なら？
　　十年前ならどう？

　　戻れたら幸せかなぁ？
　　一生懸命になれるかなぁ？

　　あまり変わらないかもしれないね。
　　使い捨ての道具みたいに、人生を考えてしまいそう。

　　一回ぽっきりだから味があるんだよ。

　　一回しかないから、学ぶことも多い。

　　例えば、戦争が起きる前に戻ったとしたら、
　　戦争を止めることができるだろうか。

　　自分の国が負けることなど信じていない、
　　敵は殺してもいいという考えの中で、
　　戦争を非難する者は処刑される中で、
　　ただ一人で、抵抗できるだろうか。

　　人間の欲望は限りない。
　　他国を支配しようとする、
　　自分たちが優位になろうとする考えは、
　　いつの世にも存在する。

　　アインシュタインが言ってましたね。
　　第三次世界大戦がどうなるかわからないが、
　　第四次ならわかる。
　　石投げだ。

　　すべてを破壊するだろうと言っているのです。
　　そして、石投げから、再び歴史は繰り返される。

　　戻ることより、今の自分が、
　　一年前より、十年前より成長していることが大事。

　　もし、何も変わっていなかったら、
　　無駄に過ごしたことになるよ。

　　成長していると思えば、
　　過去に戻りたいなんて考えないよね。

　　同じ失敗したくないもの。

　　そう「別の人間」になっているんだよ。

　　さらに成長していこう！

　　では、またね。