五十五日目 マクシム・ゴーリキー

　五十五日目　マクシム・ゴーリキー

　　もしも人間の価値が
　　その仕事で決まるものならば、
　　馬はどんな人間よりも
　　価値があるはずだ。
　　馬はよく働くし、
　　だいいち文句を言わない。

　　人間の価値は何で決まる？

　　成し遂げた仕事だけだろうか？

　　赤ん坊は、特別に仕事ができなくても
　　価値ある存在。

　　性格はどうだろう？
　　穏やかなら価値があると言えるだろうか？

　　こう問われると、首をかしげる人もいるにちがいない。

　　人間の命としての価値は、
　　誰でも同じ。

　　仕事だって、
　　どんな仕事も社会を支えるためには必要。

　　泥棒や人殺しなどは除外してね。

　　様々な人がいて、
　　障がいとともに生きている人もいる。

　　その存在も私たちにとって
　　必要な存在になっている。

　　人間の可能性を見せつけ、
　　感動を与えてくれる。

　　ゴッホがあなたの家族だったら、
　　あなたは彼を理解してあげることができただろうか？

　　誰かが言ってました。
　　「優しくなければ生きてる価値がない」と。

　　人間の価値は、生きて行く過程にあるのだと思います。

　　自分にできることを、必死に続けることに
　　価値が生まれるんですよね。