六十日目 キケロ

　六十日目　キケロ

　　強欲を棄て去りたくば、
　　その母たる贅沢を棄てよ。

　　贅沢って、どこからが贅沢なのかわからないことがあるよね。

　　物があふれる日本、
　　当たり前の使い捨て。

　　ある大統領がこう言いました。

　　　貧乏とは少ししか持っていないことではなく、
　　　限りなく多くを必要とし、
　　　もっともっととほしがることである。

　　私たちは本当に豊かなのかな？

　　物があふれかえった中で、
　　感謝を忘れているかもしれない。

　　一番よくわかる光景は、
　　バイキング、ビュッフェなどで、
　　食べきれないほどの料理を皿に盛る様子。

　　私は、食べ放題には行かないのです。
　　なぜなら、小食だから。

　　友人と行く場合は、お付き合いで参加しますが、
　　たくさん食べることができないので、
　　皿には少しだけ、のせます。

　　100円ショップも、ついいろんな物を買いやすいので、
　　必要な物だけ買うように注意しています。

　　いつでもお湯が蛇口から出るなんて、
　　とても贅沢な生活ですよね。

　　夜でも明るい部屋、
　　雨、風の心配がない安心した生活が、
　　当たり前になっている人が、
　　世界の中でどれほどいるのでしょうか。

　　差別、偏見、貧困、生きていくのに大変な世の中です。
　　せめて、自分の周り、自分自身からは、
　　そのような状態をなくしたいと思います。

　　それが私の願いです。

　　私にできることは、夢を配ることくらいかな。