hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

六十三日目 森茉莉   呼吸するだけじゃ、お金は貯まらない。

六十三日目 森茉莉


   お金だって
   熱情なしには溜まらない
   熱がないと
   すべての仕事が浅ましく、
   灰のようになり、
   見る人を
   生きていても
   いなくてもいいような
   気持ちにさせる


  熱情を持ち続けるのはどうしたらいいの?

  誰か教えて。

  熱く燃える炎が、ガラスを隔てた向こうにあって、
  私が立っているここは、
  冷たい風が吹きつけている。

  ガラスの向こうは暖かい。
  こちらの空気の冷たさで、ガラスは曇ってしまう。
  
  虚しさから生まれる妬みと闘いながら、
  もがいても、熱情はすぐに消えゆくマッチのようで、
  これじゃ、身も心も貧しいまま。

  できることと言えば、時間の切り売り。
  時給いくらかで働くこと。

  本当に私の持っているものはこれだけか?

  ここで、私は、大切なことを忘れていた。
  それは、とても重要なもの。
  熱情の原動力になる。

  自分のことにしか目を向けていないなら、
  結果ばかりが気になって、
  人に認められることばかりが気になって、
  前に進めなくなる。
 
  その根底に見え隠れするのは、
  認められたい心。

  認められなければ、自分を愛せない?
  そういうことなんじゃないか。

  そこに、他人の幸せ、喜びは存在しない。
  人のために、笑顔を届けるために、
  社会のためにという動機がなければ、
  すべては失速する。

  夜、寝る前にカーネル・サンダーの特集をYOU TUBEで見た。
  なんというタイミング。
  フライドチキンのレシピしか残ってなくても、
  それを武器に笑顔を届けることをしたのだ。

  諦める理由などない。
  資金、歳、まったく関係ないのだ。

  情熱を注ぎ続けることは、
  必ず自分を幸せにし、周りを笑顔にする。

  自分が情熱をどれくらい持っているかは、
  そのことを話し始めたら、3時間は続けられるかどうか、
  それでわかるもの。

  これを書いててよかった。
  また元気がもらえたよ。
  ありがとう。