hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

六十八日目 シャーロット・ブロンテ  日に日に悪くなる事態の中で、生きるために

 六十八日目 シャーロット・ブロンテ


   仲間に愛されていること、
   そして自分の存在がみなに安らぎを
   与えているという実感、
   これにまさる幸せはない。


  自分が必要とされている。
  自分がいることで、周りの人が笑顔になる。
  これほど幸せなことはない。

  みんな簡単に「死ね」とか言うけど、
  それは言ってはいけない言葉。

  あなたより価値のない人間もいないし、
  あなたより大切にされるべき人間もいない。

  人の命の価値はみな同じ。

  じゃ、生きている価値は?

  それもすぐに判断できることではない。
  なぜなら、未来がどうなるかわからないから。

  ゴッホの絵を見て、みんなは素晴らしいと感銘する。
  でも、彼は生きている間、
  疎ましい、邪魔な人間のように見られていた。
  彼の絵は、家族によって、二束三文で処分された。

  
  人には隠れた素晴らしさがあるもの。
  誰一人、侮られるものではないと思う。

  何より、自分は大切にされたいと思うなら、
  他の人を大切にするように。

  人を見るとき、
  自分の理想という型と比べて、
  足りないところを見るようなことはしない。
  そのままの相手を見る。

  私は、その人がいい人に変わった人物像を見て、
  付き合うわけじゃない。
  今のそのままの相手を見て、付き合うのだから。

  反対の立場で考えると、よくわかる。
  今の私でいいって、言ってくれる人が居心地のいいひとだもの。

  「あなたのいることが、
  あなたの顔が見られることが、
  声を聞くことができて、嬉しい」と
  伝え、感じてもらうことが、
  自分の幸せにつながる。

  もし、それを感じとることができなくなったら、
  人は生きていくことができない。

  人は自分を写す鏡。
  すべては自分が蒔いたもの。
  
  寂しさを感じるなら、身から出たサビ。
  
  過去を振り返るな、
  明日を見つめよう。
  過去は過ぎ去ったもの、
  明日は今から作るもの。

  一緒に、進もうね。