八十三日目 ソクラテス 足りないものばかり考えていたらコンプレックスの塊になりそう
八十三日目 ソクラテス
賢者は複雑なことを
シンプルに考える。
絡み合って、ぐちゃぐちゃになった毛糸玉。
ほどく時は、むやみに引っ張らずに、端っこを見つけて、
少しずつほどいていく。
人も成功するために、コツコツと経験を積み上げていく。
成功=金持ち=幸せ ?
金持ちがどんなに
その富を自慢しているとしても、
彼がその富をどんなふうに使うかが判るまで、
彼をほめてはいけない。
金儲けをしなくても、幸せにはなることができる。
幸せとは、心の基準をどこに当てているかで、
一人ずつ違うもの。
生きているだけで幸せを感じる人はたくさんいる。
我々が皆自分の不幸を持ち寄って並べ、
それを平等に分けようとしたら、
ほとんどの人が今自分が受けている
不幸の方がいいと言って
立ち去るであろう。
自分の幸せから目を背けているだけだよ。
たくさんの幸せがあるのに、足りないものばかり数えている。
失って初めて、幸せだったことに気づくことだってあります。
五体満足、健康。
雨風の心配もなく、安心して寝ることができる家。
いつでも綺麗な水が手に入り、
子どもたちが学べる学校がある。
これ以上の幸せがあるだろうか。
足りることを覚え、感謝する生活が、
豊かな心と幸せを作りだすのだと思います。