hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

ピーマンと納豆

 少しだけ苦味のあるピーマン、最初は苦手だったけれど、いつのまにか食べられるようになっていた。人参だって平気。
 納豆は、見た目と匂いで敬遠していた。巻きずしと細巻きを製造販売している店でバイトをしていた時、納豆巻きがあまりにも売れるので食べてみた。匂いも気にならないし、おいしい。それからは好きになった。

 子どもにピーマンや人参が苦手が多いのはなぜなんだろう。自分の子には嫌いになって欲しくないな。
 不動産屋で働いていた時、職場の女性がこう言ったの。
 「人参って甘くておいしいね」
 甘い?それまで人参が甘いなんて感じたことがなかった私は、家に帰ってから人参を食べてみた。ほんとだ、甘い。なぜ気がつかなかったんだろう。
 親がおいしいと言えば、子どもは喜んで味を楽しむに違いないと思うのはそういう経験があったから。

 ピーマン編

 息子たちはピーマンを平気で食べていました。息子が小学生のころ、団地のベランダでピーマンを育て実りました。息子はピーマンを一つ採ってきて、竹串にさし、ガスコンロで焼きました。少し黒く焦げたピーマン。一口食べて、「おいしい、苦くない」と感動してました。あら、今まで苦かったのね。
 無農薬、手作りの野菜は苦味がありません。肥料で大きくしたわけでもないので、しっかりとした味わいになりました。スーパーで買う野菜は味がぼやけていると感じました。そういえば、私が子どものころ、もぎたてのナスをそのばでかじったものです。甘くておいしかった。さつまいもだって、生で食べたことあります。スーパーで売っているナスは甘くないし、さつまいもは堅いだけ。ほうれん草も自分で育てると苦味もなく、風味豊かで、肉厚もよいですよ。大根葉なんて、漬物には最高の味。

 人参編

 娘が小さいころ、私の義理の妹が一緒に暮らしてて、食事をともにした。妹は人参が嫌い。大人だから無理に口に運んでいた。
 子どもって、その人が好きで食べているのか、無理に食べているのかがわかるらしい。私と食べるときは、「おいしいね」って言いながら人参を食べるのに、私の妹と食べるときは残すようになった。結果、娘の残した人参は、妹が食べることになるのです。
 私と食べるときは、残していると、「あら、おいしいのに。ちょうだいね」と言って、私が食べちゃうから、娘は急いで食べます。

 納豆編

 うちの子たちは全員納豆が食べられます。六歳くらいまではそうでした。大きくなってくると、食べ物の好みができて、末息子はネバネバしたものが苦手になってきました。納豆、長いも、オクラ。食べろといわれると食べますが、苦手です。長いもはすりおろすとダメですが、スライスは食べるようです。

 ニガウリ編

 私は大の苦味嫌い。子どもたちは平気で、ニガウリが好き。苦味を取り除く工夫をしてもいつも失敗。でも子どもたちは苦くないよと言って食べる。「この間より苦くないよ」。私は頑張って食べても、二口も食べられない。沖縄出身の人にも教わったけれど、やっぱり苦い。
 よし!今年も挑戦するぞ。三口食べられるように。
 食べられることは幸せです。大好きな納豆、アレルギーで食べられなくなって、夏においしいゼリーもだめになって、毎回、買い物では成分表示とにらめっこしてます。