hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

2018-11-19から1日間の記事一覧

近距離

近距離 誰かと二人でいるなら 離れすぎず 近すぎない そんな距離がいい それは 私の言葉で 機嫌をそこね 拳をあげても 届かない距離 それは 私が泣いている時に 涙が見えない距離 一人っきりでも 二人でもない 不思議な距離

麦畑

麦畑 麦に花が咲き 穂が風に揺れるころ 私の心に芽生えた思いは ひばりの囀りのように 空高く 響き渡り あなたの手の中にある

価格

価格 あなたの価格 それは 私の人生 天秤計りが どちらかに傾けば うまくいかないから

いつまでも

いつまでも 引き潮に誘われて まだ乾かぬ砂に 残した足跡 一人分では 寂しいかな 後戻りして 並んでつけた足跡

私の中のあなた

私の中のあなた それを何に例えましょうか 手の中の氷 始めは白い衣で 冷たさと厳しさを 伝え そのうちに 少しずつ解け始めて きらきらと 輝く あなたが 山ならば それは 知り尽くすことのできない大きなもの 時ごとに いくつもの顔を 見せてくれる 湧き水は…

雲になりたい

雲になりたい 風に身を任せ 太陽の光を いつも自分のものにする そんな雲になりたい

輝きとためらい

輝きとためらい 寂しすぎる銀河系の中で 巡りあったあなた 眩しすぎるほどに輝き 触れることさえ、ためらうほどに熱い

後ろに

後ろに 愛してる。 その言葉の後ろに 寂しさが隠れている 一人にしないで。 その言葉の後ろに ジェラシーが隠れている。

隠れる

隠れる 隠れる そうするのは、身を守るため。 怖さが心にあるから。 かくれんぼ、 それは見つけて欲しくてするもの。

花手紙

花手紙 桜の花びらに あなたへの手紙を書きました 愛しているの 愛 今の気持ちの 幸せ ありがとうの 感謝 いつまでもの 永久 一緒にいたいの 絆 風に乗せて 花びらを飛ばしました あなたに届くようにと 言葉を託しました

大きな手

大きな手 ごつごつとしていて 私の手の二倍は大きな あなたの手 仕事で 黒く汚れてしまうけど あなたの手は 優しい その手の平は いつも私のそばにある その暖かさは 心地良いもの いつまでも つないでいたい あなたの大きな手

桜の花びらの砂糖漬け

桜の花びらの砂糖漬け 花びら 散る前に 一枚 また一枚と 枝から集めた桜の花びら その美しさを 砂糖で包み込み いつでも あなたに会えるようにと 瓶に 入れました それは 口の中で ほんのりと苦く 胸の奥をしめつける あなたの微笑みが 春風とともに 舞い戻…