hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

三日目 田口ランディ

三日目 田口ランディさんの言葉


     そうだ。
     確かに未来と過去は相似形なのだ。
     この瞬間、たった今を変えなければ、
     同じような形の未来があるだけだ。


  三日坊主になりそうな気配を振り払い、
  なまけ心を一蹴していくぞ!

  年末になると、毎年同じようなことを考えているかもしれない。

  「来年は。。。、来年は。。。」

  夢や希望はあるんだよね。
  でも毎年同じなの。
  で、結局、これが普通なんだ。
  これが幸せなんだって、納得してしまう自分がいる。

  考え方や感じ取り方が変わると、
  心が軽くなって、動きも変わるんじゃないかな。
  体重はかわらないけど、気分は変わる。

  ワクワクする発見って、何か新しい物を見つけることじゃない。
  今までと違った見方をすることで、見つかるもの。
  それで世界が少し広がるから、ワクワクするんだね。

  毎日、同じような時間が過ぎて、
  やりたくないこと、面倒なことがいっぱいある。
  
  やりたくないことを、やれば価値があるものだと思うようにしてる。
  階段を一つあがるように。
  流れ作業の仕事なら、その品物を手にして喜んでいる人の顔を思い浮かべてた。
  掃除の仕事なら、その部屋で楽しい時間を過ごす人の顔。

  この一年、どんな過ごし方をしたかなぁ?
  できなかったことを考えるより、
  できたことを考えたい。

  パソコンのプログラムが壊れて動かなくなったから、
  そこに保存していたデータを見ることができなくなった。
  書きかけていた小説を最初の設定から、
  すべてやり直しを始めた。

  手抜きしていた細かい設定、新たに浮かんだアイデア
  書き出していると、
  それはまるで爆発したシャンプー後の髪の毛。
  もつれにもつれ、少しずつ解きほぐし、
  レゲーを歌う人のように、三つ編みを作っているみたい。

  そんなことができているから、最高の一年だったと思うよ。