三十二日目 マートル・リード

　三十二日目　マートル・リード

　　　言葉少なに、
　　　慎み深くしていれば、
　　　「頭の良い人」という評判を
　　　得ることができる。

　　
　　話し合いや会議のとき、
　　最初に発言する人は、リーダーとみなされやすいという統計があります。

　　その能力があるように見えるのです。
　　目立つと言えば、わかりやすいかな。

　　みんなの話を黙って聞き、
　　問題点やよい点のメモをとり、
　　終わり間近になって、まとめあげた意見を言えば、
　　賢い人という評判をもらえます。

　　あまりにももめる話し合いなら、最後まで黙っている手もあり。

　　このことは、よく考えると、
　　感情的にならない人、
　　感情をコントロールできる人のように思えます。

　　クールな人？

　　しかし、感情表現をしない人ではないですよ。
　　みんなといる時に、ちっとも笑わない人は気味悪いですよ。

　　何を考えているかわからないような、不気味さがただよう人を
　　誰が魅力的だと思う？

　　
　　私は、たくさん知っているんだって、
　　自慢するように、ペラペラとしゃべり、
　　人が間違うと、指摘してくる・・・・
　　そんな嫌な奴にはなりたくないよね。

　　相手が、間違った知識を披露していたら、
　　黙って聞いていましょう。

　　別の機会に伝えればいいから。
　　本人はいい気分で話しているんです。
　　幸せはそっとしておいてあげましょう・

　　ああ、ついでに言っておくけど、
　　何でもかんでもしゃべる人を信用しちゃダメ。

　　こっちにしゃべらせようともしないで、
　　自分のペースで話進めちゃう人、
　　まるで詐欺師。
　　口がうまいから、近づかないことです。

　　
　　では、また明日。