hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

二十九日目 中谷彰宏

 二十九日目 中谷彰宏

 

   回り道のない人生なんて、
   あらすじで読む小説のようなものだ。


  人生いろいろあるから、価値があるんだよ。


  あらすじだけだと、小学生の作文みたいになっちゃうよ。

 

  ある日、一人の赤ん坊が生まれました。
  大きくなって、小学校にいきました。
  それから中学校にいきました。
  ・・・・・

 

  ね、これでは面白くないでしょ。

 

  就職して会社員になりました。
  定年まで働いて退職しました。

 

  えええ?
  その間に大変なことがあったでしょ?

 

  毎日、仕事だけしてたわけでもないでしょうに。
  転職だってありそう、
  いろんな趣味もしたでしょ。
  病気や喧嘩だってあるはず。

 

  自分がやってみたいと思うことは、
  できるだけチャレンジする。


  味見程度じゃなく、チャレンジする。
  つまり基本だけでも経験すること。

 

  それが、木の幹に出る枝のようになるから。
  あとになって、たくさんの枝を伸ばして葉をつけるかもしれないよ。

 

  経験を価値あるものにするかどうかは、あなた次第。

 

  人がなんて言おうが気にしない。

  「また、すぐにやめちゃうんでしょ」
  「飽きっぽいんだから」

  平気、へいき、聞き流しましょう。
  今しかできない経験もあるんです。

 

  結果なんて誰にもわからない。

 


  私の娘なんて・・・・

  小説を書きたいなんて言いながら、
  学校で放送部に入って、

  今度は、シナリオが書きたいと、その大学に入った。

  ん?
  映像学部?

  「何してるの?
  シナリオでしょ?」

  映像関係をすべて勉強するんだって。
  シナリオはもちろんのこと、
  写真、動画の編集も。

  で、バイトは何をしているのか聞くと、
  映画製作のAD。

 

  まぁ、関係あると言えばそうだけどね。

 

  おい!
  シナリオ書きたいって言う前は、絵描きだっただろ。

  ころころ転がってるんだね。

 

  えええええ!
  自主制作の映画を・・・・

  私は、傍観しておきますわ。

 

  ところで、あなたは何がやってみたい?