hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

六十九日目 小林秀雄  隣に座った人の鼻毛が気になる。どうする?

 六十九日目 小林秀雄


   自分自身と和する事が出来ぬ心が、
   どうして他人と和する事が出来ようか。


  自分を好きにならなければ、
  誰が好きになってくれるだろうか。

  自分の悪いところから目をそらさない。
  逃げない、隠さない。
  完璧な人なんていないんだから、
  平気だよ。

  いいところ、悪いところが混ざり合って、
  それが私なんだもの。

  開き直り、いいじゃないか。
  世の中のすべての人に好きになってもらおうなんて思ってない。
  なぜ?
  それは、私が、すべての人を好きになれないから。

  人の欠点ばかり言う人とは仲良くしない。
  でも、褒めてばかりの人は信用できない。

  自分のできないこと、嫌なところを
  受け入れなければ、
  他人の目に着く嫌なことを許すことはできないよ。

  自分に悪いところがあるのに、
  人の悪いところを指摘しても、
  相手は聞かないよ。
  心にひびかない。

  威張っている人が、他の人に
  「あなた威張ってるわね」と言ったら、
  喧嘩になるだけだもの。

  鼻毛が伸びているのに、
  隣の人に「あなた鼻毛出てるわよ」って言ったら、
  笑われるだけ~~。

  自分の顔、見ないのかって言い返されそう。
  まずは自分のことをよく知ろうよ。

  そして、好きになろう。

  理想に変わった自分を愛するより、
  今の自分を好きになろう。