hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

七十八日目  マリリン・モンロー   魅力はワインに似てる

 七十八日目  マリリン・モンロー

 

   若い人に魅力がないと言いたいわけじゃないけれど、
   男の人ってワインに似ているわ。
   寝かせれば寝かせるほど コクが出てくるの。


  若い人には、若さからくる魅力があって、
  年を重ねた人には、それなりの魅力があるもの。
  若い人にはマネのできない魅力ってあるんですよ。
  人間の深みというか味わいというものみたいなもの。
  それは、いくら外見で繕ってもダメなもののようで、
  不思議ですよね。

  女はみんな顔のシワを隠そうとするでしょ。
  でも、シワが魅力を増すことだってあるんじゃない。
  若い人にはないものだから、貴重品なのにね。

 

   美と女らしさは
   年齢と関係がないものだし、
   作ろうとして作れるものではないと思うの。
   そして、魅力は、
   こんなことを言うと、
   その専門の人たちは困るでしょうけれど、
   人為的に作りだせるようなものではないと思うの。


  魅力って、時間をかけなければ出来上がらないものでしょ。
  盆栽みたいね。
  長い年月をかけて、愛情を注いで育てるから、
  素晴らしい盆栽になる。
  人間の魅力も、自分を愛し、
  強さ弱さを理解して育てていくことで、
  出来上がるもの。

 

   他人になりたがるのは、
   自分という人間をムダにしているってことよ。

 

  他人のマネしてどうするの?
  他人と自分は違う生き物。
  性格や個性が違うのに、無理やり他人に合わせて、
  自分を捨てるの?
  
  人間、自分を捨てるなんてできないわ。
  顔を捨てるの?
  心を捨てるの?
  それで手に入れたものは、確実なものではないと思う。
  手で掴んでも、握れば崩れるもの、
  風が吹けば、どこかに消えていくもの。


  そのままの自分を受け入れ、愛してあげること、
  それが第一歩目ですよ。

  今でも素敵なあなただけど、
  もっと素敵になりますよ。