hitoriの卵焼き

砂糖味、塩味、しょうゆ味、不思議な味。あなたはどれが好きかな。

バランス

 自分のことは過大評価、他人には過小評価。
 これって、おかしいよ。
 
 自分に自信があるだけ。なのに、他人のあら捜しをしている。
 でも、それ勘違いしてるね。自分に自信があると思ってても、実は自分の足りないところがわかってる。見ないふりしているだけ。足りないことが許せないの。それで、他人のあら捜しでごまかしてる。自分は二つ足りないけど、あいつは五つも足りない。俺の勝ちだなんて、みみっちい考え。
 そもそも、自分の欠点を許せる人は、他人の足りないところなんて気にしない。世の中、バランスがとれてます。

 子どもにテストで100点を要求する親もどうかと思うよ。きっと、100点が取れなかった自分が許せないんだね。それを子どもに求めてどうするんだろ。親が勉強しないのに、子どもが勉強するわけがない。親がテレビ見てて、子どもだけが勉強?
 100点は素晴らしいことだけど、それで人生楽しい?
 いつも100点をとる人の気持ち、聞いてみるといいよ。そういう人は、問題が簡単すぎて楽しくない。もっと難しいことにチャレンジしたいと思っている。そう研究者向き。日本の社会では、研究者じゃ生活しにくい。
 天才とも呼ばれそうな人たち、人の欠点なんかに興味を示さない。自分のことわかっているんだよ。自分が得意なこと、不得意なこと。ちっぽけなことで自慢なんてしない。何か聞かれたら、難しい話をかみ砕いて、相手が理解できるようにする。決して相手を過小評価しない。人間の可能性が未知だということを知っているから。

 職場で威張る上司や先輩、いるよね。アホくさくて相手にもできない。「こんなこともできないのか」なんて言うけれど、自分もできなかったことを忘れてしまっている。できる方法を教えればすむことなのに。教えた方法でできなければ、別の方法を考えるのが上の人の仕事だという認識がないの。
 「わかりやすいマニュアル作りなさいよ」と言いたいわ。私は、手順がややこしい仕事は自分でマニュアルを作り携帯するようにしている。

 いつも怒ってばかりだと、怒る効果が薄くなるってわかってる?普段は優しいけれど、年に数回怒る人の効果は絶大なものになる。そういう人は怒らなくても存在感がある。
 私の場合、怒ることをどこかに置き忘れてしまったんだけどね。
 いらつくこと、ないね。この人、こういう人なんだで終わっちゃう。